bdfd 2003-2015

はてなダイアリー移行分

クドカン&鶴瓶対談

昨日の朝日新聞夕刊に載ってました。もちろん「タイガー&ドラゴン」の話。TBSのドラマなのに、朝日はやけにT&Dが気に入っているようで、私が覚えているだけでも、連ドラ開始後の各ドラマ寸評で絶賛(これは毎クールやっているもの)、書評コーナーで落語特集(ドラマの写真付)、そして少し前には朝刊の文化・芸能面をでかでかと使って、コラムを掲載したりもしていました。もちろん今までのクドカンドラマでは、そんな扱いされてた覚えないです。

で、一方去年の「新選組!」はと言うと、三谷さんが夕刊でコラムを連載しているにも関わらず、紙面では厳しい論調が多かった。後半視聴者の反応が大きくなるにつれて、誉めてる記事も載せてましたけどね。これって朝日に限らず、オヤジ系マスコミ全般の傾向だと思うんです。でも私自身はどちらのドラマも大好きだし、ブログなんかを見ても、この二つの作品共通のファンというのはとても多い。それに「落語」×「クドカン」、「大河」×「三谷」という、オヤジカテゴリとコメディドラマの組み合わせ(括りが強引ですが)という点は共通なのに、オヤジマスコミの取り上げ方は、真逆なんですよね。何なんだろう。

去年どう考えても「組!」をまともに見てないようなライターに、とんちんかんな酷評されてた時もむかついたけど、同じようにT&Dが誉められてても、ドラマの内容自体というよりは、「高尚な落語を題材にしてるから偉い」みたいな評価が多い気がして、どうも素直に喜べない、へそ曲がりな私。わー、痛いファンだねえ。あ、でも上に書いた文化・芸能面のコラムは、ちゃんと「ドラマ」として誉めてくれてたので、嬉しかったですよ。

対談の内容は、鶴瓶が他の落語家達も喜んでますよーとか、ほとんど読んだ事あるような話だったかなあ。クドカンが「面白い噺なのにオチがいまいち、ってのがあるんですけど、変えちゃいけないんですかねえ。」とか言ってるのが面白かった。古典にダメ出し。やはり回によって、落語との絡ませ方は変化させてるみたいですね。「芝浜」なんかはそのままなぞってたけど、「出来心」は落語の筋自体よりは、「サゲが二種類ある」っていう方がテーマだった気がするし。あと全然関係ないんだけど、クドカンヒゲ似合わないから早く剃ってー。まだ映画撮影中なのかな。