なめ子先生の著書はほとんど読んでます。これは彼女の芸能ネタ本の中でも、一番の出来じゃないでしょうか。後半のイベント潜入記はいつもの緩さなんですが、前半のアイドル考察は、かなり濃くて完成度が高い！それぞれのアイドルにつけられたキャッチコピーがこれまた素晴らしく、特に「『女性は男性なしには生きられない教』の教祖様」（
内田恭子）、「経験豊富そうな非処女の貫禄」（
大塚愛）、「自らの意志で飛び込んだ『ヤング熟女』の座」（
小沢真珠）、「3M＝『マゾ』『三十路』『負け犬』」（
牧瀬里穂）、辺りがお気に入りです。
見栄を張って家を買ったり子供を私立に行かせるのはいいが、生活に全く余裕がなく、何を楽しみに生きているのかわからない家族と、金がないのに享楽的で怠惰な生活に明け暮れ、夜中に子連れで
ドンキホーテにたまってるような所謂
DQN家族、主にこの二種類の「しみったれ家族」についての考察です。本屋でパラパラっと見たとき面白そうだったのと、
辛酸なめ子や
根本敬の対談があったので買ってしまったんですが、読んでみるとさほど面白くなかったです。長い割には同じ事ばかり繰り返し書いてあるし、ユーモアもなく、読んだ後妙に暗い気持ちに…。
はてなダイアラー（
id:satoruh）の
ひうらさとる先生。とか言って、実はネット始めた当初（97年ぐらい？）からの古いネッ友だったりします（有名人と友達だぜ自慢）。なんだかんだ言って、当時のチャット仲間でここまで細く長く繋がってるのって、彼女くらいかもしれない。時々本名でコメントもしてくれてますありがとう（ヒント：私のレスがタメ口）。なんかネットの話題で盛り上がったりしてると、ほんと普通の女子なんだけど、こうやってマンガ読むと、やっぱ凄い人なんだなー、クリエイターだなーと改めて思いますわ。やっぱ私は女主人公が恋人そっちのけで、わーきゃー一人相撲取ってるこういう話が好き！しかし知り合いの描くラブシーンて、妙に照れるものね…。
大分前に買ったんだけど、一度流し読みして放置してて、最近本の山から発掘されたので、再読してました。昔クレアでやってた
ナンシー関との対談、あれナンシーファンにはいまいち不評だったりするらしいけど、女子同士の対談て事で、料理や美容の話だとか、ナンシーの「女の部分」がかいま見られて、好きだったんだよね。で、町山さんにも興味持って、「イヤモスキー」（
ISBN:4838711557）読んだら面白くて。ただこの対談は、「苦手な自分語りに挑戦するぞ」ってテーマらしいんですけど、正直町山さんには、他人の悪口だけ言ってて欲しいかも。他人にも厳しいが、自分へのツッコミも容赦ない人なんで、その強烈な自意識グルグルっぷりが、ちと辛いのよね。でもやはり鋭い。同い年の二人の、37〜40歳までの対談だから、私もかなりグサグサ来ました。これ、仮にネットで発表されてたら、荒らされるどころの騒ぎじゃないよねー…なーんて思ったら、実際町山さんのブログ、
2ちゃんねらーに荒らされて大変だったみたいね。せっかくネットでも文章が読めると思って、楽しみにしてたのに。
はてなではお兄さんが人気ですが、私は映画ほとんど見ない人なので、妹さんの芸能ネタの方がしっくり来るわ。
