bdfd 2003-2015

はてなダイアリー移行分

こんなんやってみました

昨日行って来ました。ばっちりネタバレ含みの感想ですので、これから行く方は読まない方が良いですよ。ネタバレOK派でも、先入観を持ってしまうかもしれないので、お薦めしないですw
 
 
 
レポっていうよりほんとただの感想です。舞台見て、改めてシゲについて思った事っていうか。去年のテゴマスの舞台と、構成的にはまたほとんど同じなのかもなーと予想して行ったんですが、実際見てみたら、全然違いました。全く「NEWSの」とか「ジャニーズの」っていう部分を排除してて(仕事の話がほぼ出てこない)、ほんと「加藤成亮」一個人を見せます、という舞台でした。全部で7コーナーぐらいあるのかな?全部シゲ作。コントとかショートフィルムとか落語とか朗読とか、それぞれのアイデアはすごくいいと思うんだけど、ちょっと肝心の内容が、無難すぎるというか、オリジナリティをあまり感じられなかったのが残念かなあ。道端の花や神楽坂をアンティークカメラで撮ったり、ちょっと和テイストを取り入れてみたり、「世界に一つだけの花」チックな詩だったり?外しはしないけど、どれもどこかで見たような…ね。宇田川町の輸入レコード屋とか、下手したら地方や海外にまでレア盤探しに行く、っていうんじゃなく、タワレコのレコメンドコーナーだけ物色して満足してる感じ、というか…。

どうもシゲは、自分が正統派ジャニーズではない、と思い込んでる気がするのね。だからこそ、「他の人とは違う」自分をアピールしたかったんだろうなと。でも私から見ると、全然「異端児」とか「とんがってる」とは思えないのよw改めて、常識のあるご両親に大切に育てられた、素直で優しいお坊ちゃんだなーって思ったし。ダサくてもかっこ悪くてもいいから、もっと徹底的にぶっ飛んだものを、一つぐらい入れても良かったかなーと。でもその「はみ出せない」優等生なとこが、「シゲらしさ」なのかもしれないけどね。そういやあのかっこいい「お着替えVTR」のとこ、まさかベタに冷蔵庫開けてハム食わないよね…と思ったら食うんだもんwシゲの世代だと、傷天も新鮮なのかな。私もリアルタイムでオリジナルを見てたわけではないけど、あれのパクリは色んなとこで散々見たから、ちょっと「えー、今それをやる!?」ってびっくりしたのwとにかく全部自分でやってみよう!と思って実行したってとこは、ほんとに凄いと思うし、評価はしてます。上目線でごめんなさい。

あとは、いかにお客さんを自分のペースに巻き込む事が出来るかっていうとこかなあ。昨日のお客さんがおとなしかったのかもしれないけど、シゲが生で喋ってるとこより、映像の部分とかの方がリアクションいいような気がしてwあんま「キャー!」って歓声も挙がってなかったよね?もっと「俺を見ろ!」「どうだ面白いだろ!」「笑え!」って、ガンガン攻めちゃっていいと思うんだよね。ちょっと腰が引けてるというか、まさに「こんなんやってみました(けど、どうですかね皆さん…?おずおず…)」って感じがwあのね、歌とかダンスとかがちょっとでもあれば、客席を一気に惹き付ける事はたやすいと思うんです。今回敢えてそれを封印してるわけだから、逆にハードル上がってるんじゃないかと。

なんか色々厳しい事ばっかり書いちゃいましたが、これが普通にジャニーズの子らしい舞台で、シゲが「演者」オンリーであったなら、私も「よくがんばったよぉ!」で終わってるはず。実際生シゲかっこよかったし、演技も上手くなったなーって思ったもん。ただあれだけ「作:加藤成亮」を強調されたら、どうしても「制作者」としても見てしまうわけで…。なんだかこの舞台だけ見ると、シゲはジャニーズ(的センス)アンチみたいな感じしちゃうけど、実はそうでもないんだよね?意外と嫌いじゃないはずなのよ、あの人。今回は個人舞台って事で、思う存分サブカル路線に走っていただいてw、NEWSの時はどっぷりアイドルしてもらえれば、私は大満足でございます。これやった事で、逆に自分が堂々と「ジャニーズの王道」で行ける人だって、気付いてくれるといいんだけどな。