誰かが私にキスをした
↑で書いたように、昨日試写会行ってきました。以下初見の感想です。ネタバレあり。既にあと何回も見に行く事は決まってるのでｗ、また後で追加で感想書くかもしれません。
私は映画が決定してすぐ原作を読んでいて（→原作感想）、ウィル（ミライ）とナオミの小気味いいやりとりとか、ウィル特製CDの選曲やタイトルの付け方が大のお気に入りだったので、その辺の空気感がちゃんと再現されていて、そこが一番嬉しかった。これね、多分原作読んでた方がすっと見られると思う。邦画のつもりで見ると痛い目に遭うというかｗ原作読んでるし、と思ってブログとかの試写会の感想も色々読んじゃってたんだけど、結構厳しいものも多くて、昨日はかなりハードル下げて臨んだんだよねｗでもそんな心配には及ばずで、ほんっとに楽しめました。ただ予備知識がないと「何これ？」ってなっちゃうのはわかるｗ色々説明足りないとこあるしね。でもそれは原作も一緒だったりするんだけどｗ
とりあえず、舞台は日本で日本人の役者が演じているけど、基本的に内容は原作（アメリカが舞台）通り。なのでセリフがとっても日本人離れしてるわけですｗ一応アメリカンスクールという設定で、英語のセリフもたくさんあるので、私はそこまで違和感なかったかな。つーかむしろそこが面白かった。イヤーブックとかパーティーとかの設定も、あっちのハイスクールもの好きだから楽しかったし。ゆうやが英語喋るなんて、想像しただけで爆笑できる！と思ってたんですけど、意外と自然だったのよねこれが。最近ドリボやら雪ちゃんやら見てたせいか、あれ、ゆうやこんな抑えた芝居もできるんだ？みたいなｗ発音も気になる程じゃなかった。真希ちゃんはほんとに上手かったけどね！英語で喋ると、声のトーンが高くなって可愛らしかったです。
松ケンの役は、正直原作読んだ時から「こいつのどこがいいの？」って感じだったので、多分彼目当てで見に行くと、ガッカリ度が高くなってしまうかも。でもあの原作のしょーもないジェームズを、ちゃんと魅力的に見せてたと思いますよ。あーこういうタイプに惹かれちゃう時期ってあるよねーみたいなねｗそしてナオミもかなりのワガママ女なんだけども、あそこまで行くと潔いというか、私は全然むかつく！とかはなかったな。真希ちゃんの凛とした雰囲気のせいかもだけど。エースはまあ、完全チョイ役かなｗでもアントンすごいかわいかった。写真で見るよりずっと魅力的でした。あと原作では恋愛とともに両親との関係も結構重要なんだけど、宣伝とか見ててあまりそっちは描かれないのかな？と思っていたら、渡部さんもちゃんとたくさん出てきてた。再婚相手が桐島かれんていうのも、イメージぴったりでした。
そして何と行ってもミライきゅん！もー、今までゆうやが演じた役の中でも、ダントツ好きかもしんない。やっぱりユウジ系のクールなかっこつけ役よりも、絶対こういう報われない方が似合うのよｗナオミにはすごく優しいけど、めっちゃ皮肉屋でウィットに富んでる文科系男子ってとこがいい。ナオミにユウジとの仲見せつけられたりして、ぷんすかしたりガッカリしたりしてるとこもいいんだけど、終盤入院する辺りからはもう、あまりにもかわいすぎてミライが喋るたびに悶絶しそうでしたｗミライがiPhone使ってるのになぜか異様に萌えて、絶対買う！！って決意を新たにしたりｗやっぱりゆうやと真希ちゃんのツーショット、マスコットみたいでほんっとにかわいいんだもん！そうそう、ウィニー（ミライの彼女）役の子が、歯にブリッジとかして記号的に「不美人」て感じだったんだけど、あれってもしかして主題歌歌ってる子？終わって大分経ってから、ようやく気付きましたｗ
まあ確かに映画だとナオミの心変わりが唐突すぎて、「へ？」ってなるのはわかるけどねｗ原作読んだ時は、「キスの記憶」を取り戻すシーンがすごく印象的だったので、なんであんな中途半端なとこで、わかりづらい入れ方したんだろう？とは思う。もっともっと、クライマックスの綺麗なシーンになると思って楽しみにしてたのにー！チラシとかには、「顔の見えない誰かとのキスがずっとフラッシュバックしていた」って書かれてたのに、全然フラッシュバックなくていきなりだったしねー。あれじゃ「記憶をなくす直前に一番好きだった人を思いだした」っていうんじゃなく、単に心変わりしたっぽく見えちゃうんじゃないかな。あと一つだけツッコミを入れると、車やバイクに乗ってるシーンが、あまりに合成バレバレすぎてコントのようでしたｗついでにLAにも行ってないよね、真希ちゃんと松ケンｗ合成＆後ろ姿の代役でごまかしてたような。
しかしほんと、東映配給になって心配してたけど、「シネカノンぽさ」というか、単館系な感じはそのままだったようなので良かったです。パンフには劇中でかかった曲のリスト載ってるよね？絶対チェックしたいー。映画だけ見てピンと来なかったという人は、是非原作読むことをオススメします。コミックは単に映画のダイジェストなので、小説の方で。
